世界が恐怖を感じたコロナウイルス。大変なことも多くありましたが、コロナ禍において、「話す」ことがさまざまな角度からクローズアップされるようになったと思います。
例えば急速に普及したオンライン化によって、対面して話すのとも違う「話し方」について考えたり、学んだりした方も多かったのではないでしょうか?
どうすれば伝わりやすく話せる?
どうすれば聞き取りやすく話せる?
また、一般の人でもラジオで話しているかのように自由に音声配信ができるメディアや、オーディオブックのような「聞く学び」も一気に増え、ここ数年、「話す力」は正に新時代を迎えています。
「話す力」は、天性や感性というものだけでなく、スキルとして学ぶことで十分に上げていくことができる力です。
そしてこの「話す力」は、ビジネスにおいてもプライベートにおいても、想像以上に大きい効果をもたらします。
このブログでは、「話す力」を育てるコツや、すぐに実践できるトレーニング、また皆さんからの質問にお答えしたりしながら、話すほど人生が楽しくなる!という方を増やしていけたらと思っています。
今日は声のトレーニングから一つお伝えします!
『声の表情の作り方〈笑顔編〉』です。
この数年で、オンラインでのセミナーや会議などを、多くの方が体験されたと思います。
例えば、パワーポイントなどを使ってのプレゼンテーションですが、この時のパソコン上の画面を思い返してみてください。
画面の大半にプレゼンテーション画面が映し出され、話し手の顔はキューーっとはじの方に小さく表示されます。
この状態の時、参加者はどういう状態になるか???
目はプレゼンテーション画面に向きますので、話しは「耳」だけで聞くモードに切り替わります。
そうです!
顔の表情ではなく、「声の表情」に意識が向いている状態です。
こうしたことが、オンライン化が進んだことによって、「話す力」がフォーカスされるようになった要因でもあります。
話し手の方の中には、プレゼン画面に移ると、自分へ注がれていた多くの注目から多少なりとも解放されたような気持ちになる方もいらっしゃるかもしれません。
ただ、ココ!気を抜きたくないトコロです!!!
聞き手の意識が、「耳」に!「声の表情に」移った瞬間だからです。
ここで気を緩めると、ダラ〜っとした覇気のない印象の「話し方」として伝わってしまいモッタイナイです。
この時にこそ気をつけたい『声の表情〈笑顔〉』のポイントは、二つあります。
①口角を上げる。
上げ具合は、口角を上げたときに上の歯が少し見える程度。
②目を優しく細める
プレゼン資料を見ようと目を大きく見開いてしまうと、結果口角が下がります。逆にこの状態で口角が上がっていると、とってもコワイ表情になっています!(◎_◎;)笑
こうして考えると、「声の表情」は顔の表情にリンクしているんですね!
近くに鏡がある方は、ぜひ表情をチェックしながら少し話してみてください。
声に優しい笑顔の表情がついて聞こえることと思います☺️
オンラインでやり取りをする時の他にも、電話応対や相手の目線が自分以外のところに向いている時などに応用できますので、ぜひ今日から使ってみてください♪